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Wordの音声入力(ディクテーション)で議事録は作れるか

公開: 2026-07-19 ・ 更新: 2026-07-21 ・ 執筆: WhisperHUB開発者

Microsoft 365を契約しているなら、Wordには追加費用ゼロの音声機能がすでに入っています。「まずは手持ちのWordで」と考えるのは正しい順序です。どこまで行けて、どこで足りなくなるかを整理します。

Wordの音声入力で、議事録は作れる? ディクテーション機能の実力と向き不向き
Word側の機能名・提供条件(プラン・言語対応)は変更されることがあります。2026年7月時点の一般的な情報のため、詳細はMicrosoft公式のサポートページでご確認ください。

Wordの音声機能は2種類ある

  1. ディクテーション(音声入力)。 マイクに向かって話すと、その場で文字がWordに入力されます。「書く代わりに喋る」機能で、リアルタイム専用です。
  2. トランスクリプト(文字起こし)。 Web版Word(およびWindowsデスクトップ版の法人テナント)で、その場の録音や録音済みファイルを文字起こしする機能です。話者を自動識別して「Speaker 1」「Speaker 2」といったラベルを付け、タイムスタンプから該当箇所の音声を再生(最大2倍速)できます。議事録用途に十分近い機能ですが、音声はMicrosoftのクラウドで処理され(録音はOneDriveに保存・インターネット接続必須)、アップロード転写には月間上限(Microsoft 365は月300分、Copilotライセンスは月30,000分)があります。

Wordで十分なケース

足りなくなる5つの場面

場面Wordの音声機能専用ツール(WhisperHUB)
長時間の会議録音プランごとに月間上限ありローカル処理は月間上限なし
話者分離対応(Speaker 1等のラベル)対応・人数指定可
機密音声の扱いクラウド処理・OneDrive保存(規程の確認要)ローカル処理はPC内で完結・送信なし
音声を聞きながらの校正タイムスタンプから再生可タイムスタンプから再生可
オフライン利用トランスクリプトは不可ローカル処理は可

要するにWordのトランスクリプトは議事録用途でも十分実用的な機能です。ただし議事録・取材・研究の基盤として使うと、月間の時間上限・オフライン不可・機密性(クラウド処理・OneDrive保存)の3点で突き当たります(社外秘録音の扱い方)。

結論

「Wordで足りるかも」と思っているなら、まずWordで試すのが正解です。そのうえで、月の上限に当たった・オフラインで使いたい・外に出せない録音がある——のどれかが起きたら、それが専用ツールへの切り替えラインです。文字起こし後の清書・整形は引き続きWordの得意分野なので、「起こすのは専用ツール、仕上げるのはWord」という分担が実務的です(整形の型は議事録への整形術へ)。

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開発

WhisperHUB開発者「アップロードしない、無制限の文字起こし。」を個人開発しています。機密音声を扱う方が安心して使える道具を目指しています。まずWordで試すのは正しい、と本気で思っています。

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