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実務ガイド

採用面接の録音と文字起こし — 候補者情報を外に出さない人事の実務

公開: 2026-07-19 ・ 更新: 2026-07-20 ・ 執筆: WhisperHUB開発者

面接の録音・文字起こしは、評価のブレを減らし振り返りを可能にする強力な手段です。ただし面接音声は候補者の個人情報のかたまりでもあります。「活用」と「保護」を両立させる実務の組み立て方を解説します。

面接の録音、外に出さない。人事・採用担当のための文字起こし実務
面接の録音には候補者への事前の説明と同意が前提です。また録音データの取り扱いは自社の個人情報保護方針・プライバシーポリシーに従ってください。本記事は一般的な整理であり、法的助言ではありません。

なぜ面接を文字起こしするのか

面接音声ならではのリスク

面接の録音は、氏名・経歴・現職の内部事情・転職理由・年収まで含む、社外秘の中でも特に濃い個人情報です。これを一般のクラウド文字起こしに送ると、次の確認が必要になります: 学習利用の有無、保存期間、保存場所、候補者への説明との整合(規約で確認すべき5項目)。「録音は社内で管理します」と候補者に説明したなら、外部サーバーへの送信はその説明と矛盾し得ます。不採用者のデータ削除義務まで考えると、データの所在が自社PC内で完結している方が管理は圧倒的に単純です。

候補者情報を外に出さない実務フロー

  1. 冒頭で録音の同意を取る。 「評価の正確性のため録音します。データは社内でのみ処理・保管し、選考終了後に削除します」——処理がローカルなら、この説明をそのまま実行できます。
  2. Web面接は録画・録音データを、対面はレコーダー音源をPCへ。 Zoom等の録音の扱いはWeb会議の文字起こし手順にまとめています。
  3. ローカルで文字起こし+話者分離。 面接官と候補者の2名なら人数指定で精度が上がります(話者分離の仕組み)。処理中も音声はPCから出ません。
  4. 評価シートへは要点を転記し、原本はアクセス制限つきで保管。 全文を配るのではなく、評価に必要な引用だけを共有するのが最小権限の原則に合います。
  5. 選考終了後、削除ルールに従って消す。 ローカル保管ならファイル削除で完結し、「クラウド側に残っていないか」の確認作業が発生しません。
そのまま使える・面接冒頭の同意文例: 「評価を正確に行うため、この面接を録音させていただいてもよろしいでしょうか。録音データは選考のためだけに使用し、処理・保管はすべて社内のPCで行います。外部のサービスにアップロードすることはなく、選考終了後は削除します。」——所要15秒。この説明が事実である状態を、ローカル処理が担保します。

運用ルールのテンプレート

項目決めておくこと
同意録音の目的・処理場所・保管期間を面接冒頭で説明し、同意を得る
処理文字起こしは社内PCのローカル処理に限定(外部サービス利用時は情報管理部門の承認を経る)
共有全文は面接官・人事責任者のみ。評価会議には要点抜粋を使う
保管暗号化されたPC/社内ストレージ・アクセス権限を限定
削除選考終了(または内定承諾)から◯日で音声・全文を削除、と期限を明文化

次の面接から、説明できる録音運用へ

メールアドレスの入力すら要りません。模擬面接の録音1本で、話者分離の精度を確かめられます。
ローカル文字起こしでは、音声を外部サーバーへ送信しません。

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開発

WhisperHUB開発者「アップロードしない、無制限の文字起こし。」を個人開発しています。機密音声を扱う方が安心して使える道具を目指しています。面接録音の相談は想像以上に多く、驚きました。

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