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検証

低スペックのWindowsノートでも、ローカル文字起こしは実用になるか実測した

公開: 2026-07-20 ・ 更新: 2026-07-21 ・ 執筆: WhisperHUB開発者

「うちの安いノートPCでも動くの?」——ローカル文字起こしで一番よく聞かれる質問です。そこでわざと条件の厳しい機種——2021年発売・低価格帯の省電力ノート——で実測しました。答えを先に書くと、「速くはない。でも使い方を合わせれば実用になる」です。

安いノートPCでも、使えるのか。低スペックWindowsでローカル文字起こしを実測
この記事は「性能に余裕のないPCでどこまで動くか」の下限チェックです。近年の標準的なWindows機(デスクトップ・上位世代ノート)は処理時間がCPU性能にほぼ比例して短くなるため、ここの数字より速くなります。Apple Silicon Macでの実測は別記事をどうぞ。

測定条件(正直に開示します)

項目内容
機種Dell Inspiron 5415(AMD Ryzen 5 5500U・6コア・メモリ16GB・2021年発売)。数万円クラスの薄型ノート・省電力CPU・GPU支援なし=意図的に厳しい条件
音源連続発話の日本語音声 11.2分(672秒)。無音がほぼない=実際の会議より時間がかかりやすい条件
設定話者分離オフ / 言語=日本語を指定 / 各モデル2回実行し2回目を採用
エンジンwhisper.cpp系(CPU実行)。WhisperHUBのWindows版と同じ構成・同じ引数で計測

結果: モデル別の処理時間

11.2分の音源を処理し終えるまでの実時間です。

モデル処理時間録音時間との比2時間の録音に換算
Tiny(最速・精度低)52秒約13分の1約9分
Small(中間)3分46秒約3分の1約40分
Large v3 Turbo(高精度・おすすめ)8分0秒約1.4分の1約1時間26分

※CPU処理のため初回と2回目の差はわずかで、Macのような初回だけの大きな待ちはありませんでした。処理中はCPUがフル稼働するので、他の重い作業との同時進行は避けるのが無難です。

この速度は「実用」なのか

高精度モデルで「録音とほぼ等速」。これをどう評価するかは、使い方次第です。

低スペック機での賢い使い方3つ

  1. 「裏で回す」を基本にする。 昼休み前・退勤前・離席前に処理を開始する運用にすれば、処理時間は体感から消えます(長時間音源の実務)。
  2. 用途でモデルを使い分ける。 議事録など精度が要るものは高精度モデルを裏で、内容確認だけならSmall(2時間→約40分)、速報はTiny(2時間→約9分)。「まずTinyで当たりをつけ、必要な会議だけ高精度で回し直す」二段構えも有効です。
  3. 話者分離は必要なときだけオンに。 解析が増えるぶん時間が延びるので、1人語りのメモではオフが正解です(仕組み)。
まとめ: 「安いPCだから無理」ではありませんでした。 2021年の省電力ノートでも、運用を工夫すれば時間無制限のローカル文字起こしがちゃんと回ります。そして新しめのPCなら、この数字より確実に速くなります。

自分のPCで確かめる方法

お使いのPCがこの機種より新しくても古くても、確かめ方は同じです。10分の録音を1本、実際に処理して時間を計る——それだけで「10分あたり◯分」がわかり、どんな長さの録音でも掛け算で見積もれます。WhisperHUBの無料トライアルは登録不要で全機能が使えるので、購入前にこの実測ができます。速度が何で決まるかの理屈は時間を決める4つの要素をどうぞ。

「うちのPCで動くか」は、7日で確かめられます

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ローカル文字起こしでは、音声を外部サーバーへ送信しません。

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開発

WhisperHUB開発者「アップロードしない、無制限の文字起こし。」を個人開発しています。機密音声を扱う方が安心して使える道具を目指しています。遅い機種の実測を載せるか迷いましたが、「動くのか」に答える方を選びました。

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