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Nottaの代替を探している人へ — 「ローカル文字起こし」という選択肢
クラウド型の文字起こしサービスからの乗り換え先を探しているなら、「音声をアップロードしない」タイプも候補に入れてみてください。この記事は、ローカル文字起こしアプリ WhisperHUB の開発者が、クラウド型が向くケースも含めて誠実に比較する記事です。
Nottaの代替が検索される、3つの理由
「Notta 代替」と検索する方の悩みは、だいたい次の3つに集約されます。
- 音声を社外のサーバーに上げられない。 取材音源、顧客との打ち合わせ、研究インタビュー、法律相談——。内容が機密であるほど、「録音ファイルをクラウドにアップロードする」こと自体が、社内規程や職業倫理・契約上のNGに引っかかります。サービス側のセキュリティが十分でも、「そもそも外に出してよいのか」という問題は残ります。
- 月の文字起こし時間に上限がある。 Nottaのプレミアムプランは月1,800分(30時間)まで・1回5時間までという上限があります(2026年7月時点)。 週に何本もインタビューを回すライターや、数時間の会議を毎日録る職場では、月の後半に「残り時間」を気にしながら使うことになります。
- 使うほど料金が上がる。 時間上限を超えるにはプラン変更や追加購入が必要で、たくさん使う人ほど割高になります。「毎月ほぼ固定でヘビーに使う」なら、従量的な仕組みそのものが合っていない可能性があります。
この3つのうち1つでも当てはまるなら、ローカル型は検討する価値があります。逆に3つとも当てはまらないなら、クラウド型のままでよいと思います(理由は後述します)。
「ローカル文字起こし」とは何か
ローカル文字起こしとは、音声の処理をすべてお使いのPCの中で完結させる方式です。クラウド型が「音声をサーバーに送信 → サーバーで文字起こし → 結果を受信」という流れなのに対し、ローカル型は録音ファイルが1秒もPCの外に出ません。
これを可能にしたのが、OpenAIが公開した音声認識モデル Whisper です。かつて「高精度な文字起こし=クラウドの計算力が必須」でしたが、現在は普通のノートPCでも実用的な精度・速度でWhisperを動かせるようになりました。WhisperHUBはこのWhisperを、インストールするだけで使える形にしたアプリです。
NottaとWhisperHUBの機能比較
両者は「文字起こし」という同じゴールに対して、設計思想がほぼ真逆のプロダクトです。どちらが優れているかではなく、どちらが自分の使い方に合うかで選んでください。
| 項目 | WhisperHUB(ローカル型) | Notta(クラウド型) |
|---|---|---|
| 音声の扱い | PCの外に出ない | クラウドにアップロードして処理 |
| 文字起こし時間 | 無制限・1回の制限なし | プランごとに月間上限(最上位は月無制限・1回5時間まで) |
| オフライン利用 | 可(Wi-Fiオフでも動作) | 不可(通信必須) |
| 話者分離 | 対応(ローカル処理) | 対応 |
| AI要約 | 対応(ローカルLLM同梱) | 対応(クラウド) |
| スマホアプリ | なし(PC専用) | あり(iOS/Android) |
| リアルタイム共有・チーム連携 | なし | あり |
| 処理速度 | PCの性能に依存 | 端末性能に依存しない |
| 対応環境 | macOS(Apple Silicon)/ Windows | Web/アプリで幅広い |
※上の表はNottaの通常モード(クラウド)との比較です。Nottaにも端末内で処理する「プライバシーモード」があり、そちらとの違いは次の章で扱います。
表のとおり、「機密性・使用量・オフライン」ならWhisperHUB、「スマホ・チーム・端末を選ばない手軽さ」ならNottaです。Nottaが弱いのではなく、クラウド型だからこそできることがNotta側に、ローカル型だからこそできることがWhisperHUB側に並んでいるだけです。
Nottaの「プライバシーモード」との違い
2026年7月、Nottaはデスクトップ版にプライバシーモードを追加しました。音声もテキストもクラウドに上げず、端末内だけで文字起こしする機能です。「ローカルで処理する」という一点だけを見れば、WhisperHUBと同じ方向を向いています。正直に書けば、ここは競合が追いついてきた部分です。
そのうえで、2026年7月時点の公式情報にもとづく違いを並べます。
| 項目 | Notta プライバシーモード | WhisperHUB |
|---|---|---|
| 提供状況 | ベータ版。公式FAQに「音声認識・文字起こしなどの基本機能のみ」と記載 | 正式提供 |
| ローカル文字起こし | 対応(事前にモードをONにして使う) | 対応(初期設定がローカル) |
| 時間の上限 | 公式に「無制限」の記載はありません(上限の記載もなく、公表されていません) | 全プラン無制限・1回の長さ制限なし |
| 話者分離(端末内) | プライバシーモードでの可否は公式に記載がありません | 対応 |
| AI要約(端末内) | クラウド処理が必要なAI要約は停止と明記。端末内での要約の記載はありません | 対応(同梱ローカルLLM) |
| 同期・チーム共有 | 停止(作成した端末内でのみ閲覧) | なし(個人のPC内) |
| 使うための料金 | プレミアム以上のプラン(月額制) | 月¥980 / 年¥7,800 / 買い切り¥24,800 |
| 使い方 | アプリ全体のモード切替。使う前にONにしておく必要があります | 初期設定がローカル。切り替え忘れが起きない |
まとめると、「ローカルで文字起こしできる」だけならNottaでも可能になりました。違いが出るのは、その先です。
- ローカルのまま、どこまでできるか。 WhisperHUBは文字起こしに加えて、話者分離・AI要約・翻訳まで端末内で完結します。Nottaのプライバシーモードは現時点でベータかつ「基本機能のみ」と案内されており、クラウド処理が必要なAI要約は停止されます。
- 時間を気にせず使えるか。 WhisperHUBは全プラン無制限を明示しています。Nottaのプライバシーモードについては、無制限とも上限ありとも公表されていません。
- 「初期設定がローカル」かどうか。 これは地味ですが重要です。プライバシーモードは事前にONにしておく必要があるため、切り替え忘れのリスクが残ります。外に出せない録音を日常的に扱うなら、初めからローカルで動くほうが事故が起きにくい設計です。
逆に、すでにNottaを契約していて、たまに機密の会議だけローカルで処理したい——という使い方なら、プライバシーモードで足りる可能性が高いです。新しくアプリを増やす必要はありません。ここは正直にそう書いておきます。
料金の実費比較 — 「月何時間使うか」で決まる
2026年7月時点の料金です。
| プラン | 料金 | 制限 |
|---|---|---|
| Notta プレミアム(月払い) | ¥1,980/月 | 月1,800分まで・1回5時間まで |
| Notta プレミアム(年払い) | 実質¥1,185/月(¥14,220/年) | 月1,800分まで・1回5時間まで |
| WhisperHUB 月額 | ¥980/月 | 時間無制限・1回の長さ制限なし |
| WhisperHUB 年額 | 実質¥650/月(¥7,800/年) | 時間無制限・1回の長さ制限なし |
| WhisperHUB 買い切り | ¥24,800(一回払い) | 時間無制限・サブスク不要 |
年払い同士で比べると、WhisperHUB(¥7,800/年)はNottaプレミアム(¥14,220/年)の約55%の価格で、時間は無制限です。買い切り¥24,800は、Notta年払い約1.7年分で回収できる計算になります。
ただし公平のために書くと、月に数時間しか文字起こししないなら、Nottaの無料プランや安価な使い方で足りる可能性があります。料金差が効いてくるのは「毎月コンスタントに、上限を気にする程度には使う」人からです。2時間の会議でも、10時間分のインタビュー音源をまとめて処理する月でも、料金が変わらないのがローカル型の構造的な強みです。
正直な結論 — こういう人はNottaのままでいい
先に「向かない人」から書きます。
- スマホだけで完結させたい → WhisperHUBはPC専用です。Nottaのままが正解です。
- チームでリアルタイムに議事録を共有したい → クラウド型の得意分野です。
- PCのスペックが低い・古い → ローカル型は処理をPCが担うため、性能の影響を受けます。まず無料トライアルで実際の速度を確認してください。
- 月に数時間しか使わない → 乗り換えの金銭メリットは小さいです。
逆に、次のいずれかに当てはまるなら、WhisperHUBが合う可能性が高いです。
- 取材・相談・研究など、外に出せない録音を扱う(ライター/記者、士業、コンサルタント、質的研究者)
- 月の文字起こしが数十時間規模で、上限や従量課金にストレスがある
- 機内・出先などオフライン環境で文字起こししたい
乗り換え前に知っておくべき注意点
- 初回にモデルのダウンロードが必要です。 文字起こし用のAIモデル(数百MB〜数GB)を最初に一度だけダウンロードします。2回目以降は不要で、以後はオフラインでも動きます。
- 処理速度はPCの性能に依存します。 特にApple SiliconのMacでは高速に動作しますが、環境によって差があります。だからこそ、購入前に7日間の無料トライアル(登録・カード不要)で、実際の録音を使って確認してください。
- ライセンス認証のみ、30日に1回のオンライン確認が必要です。 文字起こし自体は完全オフラインで動きますが、認証確認の通信だけは発生します(音声や文字起こし内容は送信されません)。
- 過去データの移行は手動です。 Notta上の過去の文字起こしはテキストとして書き出し、必要なものを手元に保存してから解約するのがおすすめです。
まずは、実際の録音で7日試してください
メールアドレスの入力すら要りません。ダウンロードして開けば、その場でトライアルが始まります。
ローカル文字起こしでは、音声を外部サーバーへ送信しません。
登録なしで始められます・7日間すべての機能・Mac / Windows